今回は間接疑問文です。たまにはあっさり終わりましょう。
間接疑問文とは?
- Wie heißt er?(彼は何という名前ですか?)
これは普通の疑問文です。普通の疑問文は定動詞が第2位にあるんでしたね。
それに対して、間接疑問文とは、
- Ich weiß nicht, wie er heißt.(私は、彼が何という名前か知らない。)
の<wie er heißt>のように、文の中に入った疑問文のことです。
<Ich weiß nicht>が主文で、<wie er heißt>が副文になっています。副文ですので、定動詞heißtが後置になっています。副文の中では、定動詞後置でしたね。
「あれ、接続詞もないのに、<Ich weiß nicht>と<wie er heißt>がつながっている」と思うかもしれません。でもここでは疑問詞が従属の接続詞の役割を果たしているのです。
他の例を見てみましょう。
- Weißt du, wie alt er ist?
(彼が何才か知ってる?) - Wir wissen nicht, wo sie wohnt.
(私たちは、彼女がどこに住んでいるか、知りません。) - Können Sie mir sagen, wie ich zum Bahnhof komme?
(駅にはどう行ったらいいか、教えていただけますか?)
間接疑問文を使った文というのは、どうしてもwissenを使った文が多くなりますね。
練習問題
訳しましょう。
- Wir wissen nicht, um wie viel Uhr der Zug abfährt.
- Weißt du, wie lange er in Japan bleibt?
- Fragen Sie Herrn Yamada, was das ist!
- Ich habe ihr schon mitgeteilt, wo das Konzert stattfindet.
- Ich habe keine Ahnung, warum er nicht zurückkommt.
- Ich weiß nicht, wo ich umsteigen muss.
まとめ
間接疑問文はそんなにたいしたことはありませんね。定動詞後置だけはしっかり覚えておきましょう。
練習問題解答
- 私たちは、その列車が何時に発車するか、知りません。
- 彼がどれくらい日本に滞在するか知ってる?
- これが何かは山田さんに尋ねて下さい。
- 私はもう彼女に、そのコンサートがいつ行われるのかを伝えました。
- なぜ彼が来ないのか、私にはわかりません。
- 私はどこで乗り換えなければならないのかを知りません。
1番:分離動詞は副文内では分離しません。fährtが後置されると、再びabとくっついてabfährtと一語になります。
3番:Herrnとなっているのは、Herrn Yamadaが4格だからです。Herrも4格にします。Herrは不規則な変化をする名詞です。辞書で確認しましょう。
4番:stattfindetも分離動詞です。くっついてしまいます。
5番:zurückkommtも分離動詞です。
6番:<Wo muss ich umsteigen?>が普通の疑問文です。これが間接疑問文になると、定動詞mussが後置されるので、umsteigen mussという形になります。