定冠詞類があったからには、不定冠詞類があるのでは? と怖れていませんか?
そう、もちろん不定冠詞類があります。
不定冠詞類とは、
所有冠詞:mein(私の)、dein(君の)、sein(彼の)など
否定冠詞:kein(ぜんぜん~ない)
です。
今回は、meinの変化だけ見ていきましょう。
meinの格変化
mein(私の)の格変化は次のようになります。
なんのことはない、einの頭にmをくっつけるだけです。
ただし、einは不定冠詞で「一つの」という意味なので、複数名詞につくことはありませんでした。しかし、mein(私の)は複数名詞にもつきます。meine Kinder(私の子供たち)のように。
meinが複数名詞につくときの変化は、meine、meiner、meinen、meineで、定冠詞類dieserのdiese、dieser、diesen、dieseと同じになります。語尾はともに、-e、-er、-en、-eになっています。
例文を見てみましょう。
- Das ist das Auto meines Vaters.
これは私の父の車です。 - Das ist die Schwester meiner Mutter.
これは私の母の姉です。 - Das ist der Freund meines Kindes.
これは私の子供の友だちです。 - Ich danke meiner Mutter.
わたしは私の母に感謝します。 - Ich liebe meine Kinder.
私は私の子供たちを愛しています。 - Ich schenke meinem Bruder diese Jacke.
私は私の弟にこの上着を贈ります。 - Ich schenke meiner Schwester diese Bluse.
私は私の妹にこのブラウスを贈ります。
覚えましょう
dieserの格変化を覚えたのですから、meinの格変化もやはり覚えてしまいましょう。
マイン、マイネス、マイネム、マイネン
という調子ですね。einとほとんど同じですから、苦労しないと思います。複数名詞につくときだけは気をつけましょう。
まとめ
今回はmeinの格変化について学びました。
所有冠詞はmeinのほかにもいろいろあります。それについては次に勉強しましょう。